夏雲 博多人形

¥ 5,060 (税込)

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伝統工芸士である緒方恵子による博多人形「夏雲」です。博多の夏の風物詩である山笠をモチーフにしています。青空に浮かぶ夏雲の下、博多と書かれた白い法被を着て舁き縄を手にした男の子の人形です。ご自宅用の置物、飾りとして、お土産や贈り物におすすめです。

有効: 在庫あり

カテゴリー:

【商品名】夏雲 博多人形
【種 類】博多人形
【作家名】緒方恵子

毎年7月に開催される祭り博多祇園山笠は、「博多と言えば山笠」と言われる博多の夏の風物詩です。1241年、博多に広まった「疫病」を退治するため博多の名刹・承天寺の開祖である聖一国師が、男達が担ぐ施餓鬼棚に乗って祈祷水を撒いたのがはじまりと伝えられています。山笠はおよそ780年もの歴史がある博多の鎮守・櫛田神社の神事であり、博多の祭りです。

「夏雲」は山笠をモチーフにした博多人形です。博多と書かれた白い法被を着た男の子の人形です。男の子はハチ巻きをして左手には舁き縄を手にして立っています。

山笠が行われるのは7月からで、ハイライトの追い山笠は7月15日。夏の青空に浮かぶ雲の下、男の子が山笠を見上げているところです。

それは、将来、自分が舁く山笠を誇らしげに見ている思いだったり、あこがれの気持ちで見ていたり。夢いっぱいの希望に満ちた未来を見つめた姿でもあります。

「夏雲」を手にしてくださる方に自由に想像していただけると嬉しいです。

緒方恵子の博多人形「夏雲」です。夏雲の正面です。博多と書かれた白い法被を着てハチ巻きをした男の子が舁き縄を手にして上を見ています。

「夏雲」の正面です。博多と書かれた白い法被を着て、腰には紺色の締め込み、足には紺色の地下足袋をはいています。

緒方恵子の博多人形「夏雲」です。夏雲の横側です。博多と書かれた白い法被を着てハチ巻きをした男の子が舁き縄を手にして上を見ています。

緒方恵子の博多人形「夏雲」です。夏雲の横側です。博多と書かれた白い法被を着てハチ巻きをした男の子が上を見ています。

「夏雲」の横側です。

緒方恵子の博多人形「夏雲」です。夏雲の後ろです。白い法被に博と書かれています。男の子が立って上を見ています。

「夏雲」の後ろ側です。白い法被に博多の「博」の字が書かれています。男の子が立って上を見ています。

緒方恵子の博多人形「夏雲」です。博多と書かれた白い法被を着てハチ巻きをした男の子が上を見ています。

緒方恵子の博多人形「夏雲」です。博多と書かれた白い法被を着てハチ巻きをした男の子が上を見ています。

緒方恵子の博多人形「夏雲」です。博多と書かれた白い法被を着てハチ巻きをした男の子が上を見ています。

ご自宅用の置物、飾りとして、お土産や贈り物としておすすめです。山笠好き、山のぼせの方にも喜ばれます。

 

商品補足情報

サイズ(奥行 × 幅 × 高さ)6 × 7 × 11 cm
重さ100 g
付属品など立札

*手作りのため、サイズが多少異なる場合があります。ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。

 

博多人形お取り扱いの留意点

・素焼の人形に、顔料を使って彩色を施しておりますので、擦れ、摩擦により、てかりが生じる場合がございます。(博多人形の中には、その性質を逆に利用して、あえて磨いてツヤを出している人形もございます。)

・金色の部分は膠を使用しています。そのため濡れた手で触れるなどして濡らしてしまうと金が取れてしまう恐れがございますのでご注意ください。

・長期間の乾燥で、金色の濃い部分が剝落する場合がございます。

・人形は一つ一つ手作りにより作られていますので、それぞれ微妙な差異がございます。

 

作家紹介

伝統工芸士の緒方恵子です。緒方恵子の前に博多人形が2体並んでいます。

名前:

緒方恵子(伝統工芸士)

種類 

博多人形

ブランド名 

博多人形 古今 kokon

プロフィール:

2001年 博多人形師体験講座(現・博多人形師育成塾)第1期生
2002年 博多人形師 井上あき子氏に師事し5年半修行を行う
2007年 独立し、福岡県の筑豊を博多人形の制作の拠点にする
2008年〜 飯塚山笠の人形を制作
2020年 伝統工芸士に認定
2020年 福岡県文化芸術振興審議会委員に就任

博多人形 古今 kokon 代表
福岡県文化芸術振興審議会委員
はかた国際工芸協会 会員

受賞歴・作品展示歴:

2002年 第32回博多人形与一賞展 特選
2003年 第33回博多人形与一賞展 特選
2004年 第35回福岡市美術展 入選
2005年 第35回博多人形与一賞展 特選
2006年 第36回博多人形与一賞展 与一賞
2007年 第37回博多人形与一賞展 特選
2010~2013年 飯塚市歴史資料館に常設展示
2011年 第41回博多人形与一賞展 与一賞
2013年 第48回西部伝統工芸展 入選
2015年 東京アメリカンクラブにて個展開催
2018年〜 さかえや本店に作品を常設展示
2018年 女性伝統工芸士展に出展
2019年 第70回新作博多人形展 九州経済産業局長賞
2021年 第71回新作博多人形展 九州経済産業局長賞
2022年 第72回新作博多人形展 中小企業庁長官賞
その他出展多数

好きなこと、趣味、特技: 

空を眺めること、ヒトカラ

 

憧れのものづくりの道へ

小学校で教諭をしていましたが、以前から憧れていたものづくりの仕事をしたくなりました。

どうしたら職人の道に就けるか探していたところ、福岡市および博多人形商工業協同組合が主催する博多人形師体験講座があることを知り、受講しました。

博多人形師体験講座はとても楽しかったです。講師の博多人形師の先生から、「あんた下手やけど味がある」と言われ、夢中で作品を作りました。そして、博多人形を作る工芸作家の道を進もうと決意しました。

講座を受講した後、講師の方からの推薦もあり博多人形師の井上あき子氏に弟子入りしました。5年半の修行でとても多くのことを学ばせていただき、2006年、第36回博多人形与一賞展にて最高の賞である与一賞を受賞することができました。翌年の2007年に独立しました。

博多の伝統工芸品の博多人形です。博多人形師、緒方恵子の作品「華」です。第36回博多人形与一賞展にて与一賞を受賞しました。歌舞伎十八番の一つ「助六由縁江戸桜」の一場面です。
緒方恵子「華」 第36回博多人形与一賞展 与一賞

 

納得がいくまで作り続ける

作品づくりで、人形の色が決まらなかった時がとても苦労しました。どんな色を塗っても、イメージしていたものとしっくり来ず、何度もやり直しました。

先が見えずにとても苦しかったのを覚えています。その人形にふさわしい、自分が納得のいく色づかいを見つけた時は、とてもほっとしました。

人形の姿や動作を表現する上で、何気ない美しさを出せるようにしたいです。人形を見る人が、いろいろな感情を思い描いて、心が和むようになっていただけたらうれしいです。

そのためにも、色合いや、顔の表情が自然かどうか、さまざまな方向からの確認など何度も見直します。

人形作りは奥がとにかく深く、やりがいが実に大きいです。苦労する時もありますが、うれしいこともたくさんあります。制作した人形をお客様にお渡しして、そのお客様からその後のお話しをお聞きするのがとてもうれしいです。

緒方恵子の博多人形の作品「装」です。座っている女性が髪に赤い櫛をつけています。
緒方恵子「装」 第71回新作博多人形展 九州経済産業局長賞

 

日本の文化・歴史を映し出す

これまで、飯塚市で7月に開催される祭り「飯塚山笠」の人形や、地元である遠賀川上流域にある古墳の出土品をモチーフにした作品の制作もしてきました。

これからも日本の文化や歴史の魅力を自分なりに作品に込められたらと思います。

飯塚山笠のかき山を男達がかついでいます。かき山に飾られている人形は緒方恵子が制作した「執金剛神」です。
緒方恵子「執金剛神」 飯塚山笠
緒方恵子の作品「時のみのり」です。王塚古墳など遠賀川上流域の古墳の出土品の数々をモチーフにしたカラフルな作品です。
緒方恵子「時のみのり」 王塚古墳の埴輪や盾など遠賀川上流域の古墳の出土品の数々をモチーフにした作品です。

素直な心で作ること

作品を手にする人がどう感じるかを思いながら博多人形を制作しています。正直な、素直な心で作ることを常に心がけています。

お客様の日々の暮らしの中で工芸が楽しいものになるように、これからも博多人形作りに励みます。

緒方恵子の博多人形の作品「桜舞う」です。第41回博多人形与一賞展にて与一賞を受賞しました。着物を着た二人の女性の博多人形です。椅子に腰掛けた女性と茶碗を乗せたお盆を持って立っている女性が遠くを見ています。
緒方恵子「桜舞う」 第41回博多人形与一賞展 与一賞

 

 

 

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