【商品名】博多人形絵付け体験キット 干支 卯 うさぎ
【種 類】博多人形
【作家名】緒方恵子
干支の博多人形の絵付け体験キットです。
2023年の干支の卯(うさぎ)は、植物が生い茂った状態を表すと言われ、成長、繁栄の意味があります。うさぎが元気に大きく跳ねる姿から、飛躍、向上の意味もあると言われています。また、うさぎの穏やかな性格から家内安全にも通じると信じられています。
絵付け体験キットの人形は、伝統工芸士の緒方恵子の作による人気の「福鈴」シリーズの、干支 卯 うさぎの素焼き人形です。
人形は鈴(土鈴)になっています。付属の紐を人形に結んで鳴らすことができます。古来より、鈴の音には邪気を追い払う魔よけの力があり、また穢れを祓い清め、災いから守り、福を招くとも言われています。
博多人形絵付け体験キットには、素焼き人形の他、筆、パレット、アクリル絵の具、絵付けの説明書などがついていますので、すぐにでも絵付け体験を始めることができます。
筆は太筆と細筆の2本、パレット、アクリル絵の具(5色)の他、ぼかしや塗りに使う綿棒、細かい模様を描くのに使うつま楊枝もついています。
アクリル絵の具は衣服に付着すると取れなくなるので十分ご注意下さい。エプロンをかけたり、汚れてもいい服を着用し、机の上に新聞紙などを必ず敷いてから絵付けをしてください。
絵付け体験キットの箱を開けると、ふたの裏側に綿棒、つま楊枝、赤い紐がついています。箱の中には白い緩衝シートに包まれた素焼きの人形が入っています。また、筆が使いにくい場合やぼかしたり模様をつけるのに使う綿棒がついています。
ご家族、お子様、ご夫婦や、お友達、お仲間の方と一緒にお楽しみいただけます。
体験キットには緒方恵子監修による絵付けの説明書も付いていますので、参考にしながら絵付け体験を楽しむことができます。
あなただけのオリジナル博多人形を作ってみませんか?
ご自宅用、夏休みの自由研究、プレゼント、学校などでのワークショップにも
ご自宅用だけでなく、お土産、贈り物、プレゼントにもおすすめです。
小学生などお子様の夏休みの自由研究で、絵付け体験しながら博多人形という福岡の伝統工芸について学ぶ機会になります。
幼稚園、学校、各種団体、介護施設、各種施設でのワークショップ、体験教室にもお使いいただけます。まとまった数量でのご購入をご希望の方はお問い合わせフォームよりおたずねください。
絵付け体験、アクリル絵の具の注意事項
- アクリル絵の具は衣服に付着すると取れなくなるので十分ご注意下さい。
- エプロンをかけたり、汚れてもいい服をご着用ください。
- 机の上に新聞紙などを必ず敷いてから絵付けをしてください。
- アクリル絵の具は固まりやすいので、筆は筆洗いバケツですぐによく洗い、絵の具の容器のフタはこまめにしめるようにしてください。
- パレットに絵の具を適量出し、水で溶いて濃さを調整してご使用ください。
- 人形に塗る前に、人形の裏やいらない紙に塗るテストをすると色や筆の使い方を試すことができます。
- 広い部分から塗り、最後に細かい部分を塗るときれいに仕上がります。
- 重ね塗りする場合は十分に乾いてから行ってください。ドライヤーを使うと早く乾きます。
素焼き人形の注意事項
商品補足情報
人形のサイズ(奥行 × 幅 × 高さ) | 7 × 8 × 8 cm |
体験キットに含まれるもの |
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*手作りのため、サイズが多少異なる場合があります。ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。
作家紹介
名前:
緒方恵子(伝統工芸士)
種類:
博多人形
ブランド名:
博多人形 古今 kokon
プロフィール:
2001年 博多人形師体験講座(現・博多人形師育成塾)第1期生
2002年 博多人形師 井上あき子氏に師事し5年半修行を行う
2007年 独立し、福岡県の筑豊を博多人形の制作の拠点にする
2008年〜 飯塚山笠の人形を制作
2020年 伝統工芸士に認定
2020年 福岡県文化芸術振興審議会委員に就任
博多人形 古今 kokon 代表
福岡県文化芸術振興審議会委員
はかた国際工芸協会 会員
受賞歴・作品展示歴:
2002年 第32回博多人形与一賞展 特選
2003年 第33回博多人形与一賞展 特選
2004年 第35回福岡市美術展 入選
2005年 第35回博多人形与一賞展 特選
2006年 第36回博多人形与一賞展 与一賞
2007年 第37回博多人形与一賞展 特選
2010~2013年 飯塚市歴史資料館に常設展示
2011年 第41回博多人形与一賞展 与一賞
2013年 第48回西部伝統工芸展 入選
2015年 東京アメリカンクラブにて個展開催
2018年〜 さかえや本店に作品を常設展示
2018年 女性伝統工芸士展に出展
2019年 第70回新作博多人形展 九州経済産業局長賞
2021年 第71回新作博多人形展 九州経済産業局長賞
2022年 第72回新作博多人形展 中小企業庁長官賞
その他出展多数
好きなこと、趣味、特技:
空を眺めること、ヒトカラ
憧れのものづくりの道へ
小学校で教諭をしていましたが、以前から憧れていたものづくりの仕事をしたくなりました。
どうしたら職人の道に就けるか探していたところ、福岡市および博多人形商工業協同組合が主催する博多人形師体験講座があることを知り、受講しました。
博多人形師体験講座はとても楽しかったです。講師の博多人形師の先生から、「あんた下手やけど味がある」と言われ、夢中で作品を作りました。そして、博多人形を作る工芸作家の道を進もうと決意しました。
講座を受講した後、講師の方からの推薦もあり博多人形師の井上あき子氏に弟子入りしました。5年半の修行でとても多くのことを学ばせていただき、2006年、第36回博多人形与一賞展にて最高の賞である与一賞を受賞することができました。翌年の2007年に独立しました。

納得がいくまで作り続ける
作品づくりで、人形の色が決まらなかった時がとても苦労しました。どんな色を塗っても、イメージしていたものとしっくり来ず、何度もやり直しました。
先が見えずにとても苦しかったのを覚えています。その人形にふさわしい、自分が納得のいく色づかいを見つけた時は、とてもほっとしました。
人形の姿や動作を表現する上で、何気ない美しさを出せるようにしたいです。人形を見る人が、いろいろな感情を思い描いて、心が和むようになっていただけたらうれしいです。
そのためにも、色合いや、顔の表情が自然かどうか、さまざまな方向からの確認など何度も見直します。
人形作りは奥がとにかく深く、やりがいが実に大きいです。苦労する時もありますが、うれしいこともたくさんあります。制作した人形をお客様にお渡しして、そのお客様からその後のお話しをお聞きするのがとてもうれしいです。

日本の文化・歴史を映し出す
これまで、飯塚市で7月に開催される祭り「飯塚山笠」の人形や、地元である遠賀川上流域にある古墳の出土品をモチーフにした作品の制作もしてきました。
これからも日本の文化や歴史の魅力を自分なりに作品に込められたらと思います。


素直な心で作ること
作品を手にする人がどう感じるかを思いながら博多人形を制作しています。正直な、素直な心で作ることを常に心がけています。
お客様の日々の暮らしの中で工芸が楽しいものになるように、これからも博多人形作りに励みます。
